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【初心者向け】Pythonでできる5つのことを分かりやすく解説

こんにちは!PA Labメディアです。今回の記事では

  • 「Pythonって聞いたことあるけど、何ができるの?」
  • 「Pythonは勉強したけど、実際に何ができるか分からないから知りたい」
  • 「プログラミング未経験だけど、Pythonに興味がある」

のような方を対象にした記事となっています。
ここを見ている方の多くの皆さんはPythonというプログラミング言語の名前を聞いたことがあるかと思います。しかし、Pythonを使って実際にどんな事に応用できるか知っていますか?

実はPythonが使われているのはAIや機械学習の分野だけではありません。Pythonはできることが幅広く、今では世界中で使われている人気のプログラミング言語です。2021年6月のTIOBEインデックスと呼ばれる、プログラミング言語の人気を示すランキングでも第2位を獲得し、最も右肩上がりで上昇して人気になっています。

他のプログラミング言語と比較すると上位20個の言語の中でも最も伸びている言語となっていました。

この記事では、Pythonを使ってできる5つのことをご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

目次

Pythonを使ってできる5つのこと

Pythonでできることは主に以下の5つです。

  1. 機械学習・人工知能
  2. エクセル操作自動化などの業務効率化
  3. スクレイピング
  4. Webサービス・Webアプリケーション開発
  5. ブロックチェーン開発

Pythonを使ってできる5つのこと(1)機械学習・人工知能(AI)

Pythonと聞いて、機械学習や人工知能(AI)を最初に思いつく方も多いのではないでしょうか。
AIの需要が年々大きくなり、物流や製造、さらにはマーケティングの分野にもAIが利用されています。 またYouTubeやInstagramなどの大手サービスでも使われているくらい、AIは私たちの日常に入り込んでいます。
PythonがAI開発に使われるのは以下の3つの理由です。

  1. 文法が簡単
  2. プログラミング初心者でも扱いやすい
  3. 機械学習向けのライブラリなどが多い

ライブラリとは分かりやすく言うと、「よく使う機能をまとめたもの」です。
例えば、Pythonを書いた事がある方は以下のようなコマンドを見た事があるかと思います。

import math

これは標準ライブラリのmathというライブラリを読み込むというコードになっています。
これはルートの計算や二乗の計算のような数学の命令を扱うときに使用するmathというライブラリですが、このようによく使う機能をライブラリとしてまとめているものになります。

このライブラリを使用することでとても効率的に開発出来るため、Pythonは様々な分野のライブラリが特に豊富な点が人気の大きな一つの理由になっています。

また簡単に触れるという特徴もあるため、プログラミング経験が浅い方にも分かりやすく人気ですが、一方で微分積分、行列計算のような高度な科学技術計算のライブラリがとても充実化しており、機械学習、人工知能ではPythonがよく使われています。

Pythonを使ってできる5つのこと(2)エクセル操作自動化などの業務効率化

Pythonでは簡単に日常の様々な業務が自動化できます。
例えば、メールで売上の報告を行ったり、毎日株価の取得をしてまとめたり、Twitterで毎日投稿していたり、といった作業が煩わしいと感じたことはないでしょうか?

Pythonでは簡単にエクセルやTwitterとも簡単に連携して操作が可能ですし、メールでエクセルの内容をまとめて毎日自動で送信するようなプログラムも簡単に組む事が可能です。

大抵の作業はPythonで簡単に自動化することが出来ますし、一見難しそうに見える作業も最近は機械学習による自動化で解決されているケースも非常に多く見られています。

Pythonを使ってできる5つのこと(3)スクレイピングによる自動データ収集


またPythonではクローリング・スクレイピングと呼ばれるライブラリも豊富にあります。スクレイピングとはプログラムが自動でWebサイトを操作し、テキストや画像を取得する技術のことです。

例えば、1ヶ月間に通販サイトで買った物の金額と領収書をまとめて経費として申請する場合、購入金額をコピペして、領収書ダウンロードボタンを押して、を繰り返して行う必要があり人手で行うと大変ですよね。
そんな時、Pythonを使ってスクレイピングのプログラムを組んで実行します。 すると、プログラムが勝手にWebサイトを操作して購入金額と、領収書をダウンロードしてまとめてくれるという事が可能になります。一度プログラムを書いてしまえば、その作業に関してはずっと自動化出来るので、数年単位で見た時にはとんでもなく効率が良くなります。

最近は非プログラマーの方でも自動化作業のコードを書く本なども出版されているので、興味のある方はそういった本を読んで見る事もおすすめします。

Pythonを使ってできる5つのこと(4)Webサービス・アプリケーション開発

Pythonでできるのは機械学習や自動分析だけではありません。Webサービスやアプリ開発に使われている事も非常に多いです。Pythonが使われている有名なサービスではYoutube、Dropbox、Instagramなどがあります

PythonではDjangoやFlaskといったWebアプリケーション開発のライブラリが豊富で、効率的にWebサービス開発を行う事が出来ます。一昔前ではRuby on Railsが有名でしたが、最近ではDjangoやFlaskもよく使用されるライブラリとなっております。

Pythonを使ってできる5つのこと(5)ブロックチェーン開発

実はPythonではブロックチェーン開発も行われています。

ブロックチェーンと聞くとビットコインなどの仮想通貨をイメージする方も多いのではないでしょうか? 実はブロックチェーンが使われるのは仮想通貨の分野だけではありません。仮想通貨以外の領域で利用される試みはブロックチェーン2.0と呼ばれていて、さまざまな研究開発が行われています。

ブロックチェーンはデータが改ざんされにくく、透明性を保って記録できる技術です。 そのため、走行距離の改ざんが問題になっている中古車市場や、音楽などのデジタルコンテンツの著作権においてブロックチェーンが使われる事例もあります。

最近ではPythonでブロックチェーンの技術を学ぶ方も増えてきており、新たな分野の開拓を大きく担っているかと思います。

まとめ

Pythonは世界的に注目されており、日本でも近年需要が高まっています。プログラマー以外でもPythonを覚えて、日常業務の効率化をする事も非常に多くなってきていますし、機械学習やデータ分析といった領域でも非常によく使われています。
最近ではネットの記事やYouTubeでも十分独学ができるので、何かスキルを身に着けたいという方はPythonを勉強してみてはいかがでしょうか。


PA Labでは「AIを用いた自動化×サービス開発」の専門家として活動をしています。高度なデータ分析からシステム開発まで一貫したサービス提供を行っており、特に機械学習やディープラーニングを中心としたビジネス促進を得意としております。

無料で分析設計/データ活用に関するご相談も実施中なので、ご相談があればお問い合わせまで。

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